皆様もご承知の通り、今年の1月1日より浜松市がこれまでの7区制から3区制へ変わりました。そのため元東区のカワイ不動産は、中央区の一員になりました。住所が変わりますので、これまで住所が表示されていたものはすべて変更しなければなりません。名刺やホームページなどもです。天竜区だけは、これまで通り天竜区なんですね。何も変えなくてよいのでいいですね。
浜松市はもともとの7区から3区に移行することで、5年後くらいから人件費など年間6億5000万円の行政コストを圧縮する効果を見込むことができるそうです。浜松市を取り巻く現状・課題には、人口減少・少子高齢化をはじめ、様々なものがあります。これらの課題を直接解決するものではなく、このような環境変化に対応するため、行政組織の見直しを行うことを目的にした再編だそうです。人口も減少しているので致し方ないのかもしれませんね。余計な人件費がかからない分、利便性やサービス面の質の向上に期待したいものです。
これまでの全国の大きな大合併と浜松市
全国的にもこれまで、明治、昭和、平成と大合併を繰り返してきています。昭和の大合併前までは約9,800ほどあった市町村が平成の大合併で1,821まで減少しています。最新の発表では、 1,718市町村(市 792 町 743 村 183)になっているようです。
浜松市が市制を施行したのは1911年(明治44年)7月1日です。浜松市は恵まれた交通網を活かしながら発展していきます。2005年(平成17年)7月1日、天竜川・浜名湖地域の12市町村が合併し、人口80万人を超える県下最大規模の都市に浜松市はなりました。そして、2007年(平成19年)に政令指定都市となります。この時に浜北市は浜北区となり編入されましたが、今回の再編でいよいよ浜北という名称もなくなってしまいました。今年は新たな再編となり、3区制として新しい浜松市がスタートしています。
市の再編は、あらたに私たちの生活を考える良い機会のような気がします。再編をすることによって、市民の生活の質の向上につながらなければなりません。浜松市も市民のひとりひとりが明確なビジョンを思い描いて、自分たちの住みやすい街に自らがしていきたいものです。
ダントツに大きい中央区
カワイ不動産は、中央区に所在していますが、この再編で中央区は約60万人が居住する区になります。浜松市の人口が約80万人ですから、どれだけ大所帯なのかが分かっていただけると思います。ひとつの行政区で60万人ってすごく大きいですね。天竜区、浜名区と比べるとちょっとアンバランスのような気がしますが、再編の目的は人口の均一化にあるわけではなく、あくまでも行政サービスの質の向上です。人口のことだけを考えて、面積の広い天竜区や浜名区とそれ以外の区がくっついてしまうと、それこそ中心部への施設の集中が始まったときに、距離的な不利益が生まれる地域もでてくるのではないでしょうか。今のところ統合される区役所は協働センターとして残ると言われていますので問題は起こらないと思いますが、人口の均一化だけをみた再編は将来的にはなんらかの問題を起こす可能性もあるように思えます。
いずれにしても、私たちが住む街を私たちが自ら住みやすくしていきたいものです。カワイ不動産も不動産を通じて浜松市の皆様に貢献できる会社を目指していきます。