不動産売却

土地の境界線の大切さ

浜松市の皆様こんにちは。カワイ不動産です。
本日は空き地の境界線について詳しくお話をしていこうと思います。

境界線とは

土地の境界線とは、簡単に言うと自分の土地と隣の人の土地の間の線のことです。この境界線はとても大事で、境界線がはっきりしていないと、お隣の土地の所有者とトラブルになったり、売却をしようと思った場合に買い手の方から敬遠されてしまったり、相続土地国庫帰属制度(後ほど説明)においても境界不明土地は引き取ってもらうことができません。

必ず隣地との境目には「境界標」という目印が設置してありますがご存じでしょうか。宅地造成などが行われた場合、いつのまにかなくなっていた・・・ということもあるのです。境界があいまいな土地は、どこまでが自分の土地になるのかが分からないですし、土地の広さが正確に分からないので値段が下がってしまったり買い手がつきにくくなってしまいます。

そして、住んでいる場合で多いお話がお隣さんとのトラブルです。例えば、フェンスを立てたり庭に木を植えたりするときにどこまでが自分の土地かはっきりと分かっていないと、うっかり隣の家の人の土地に入ってしまいトラブルに発展してしまったなんてことも。でも、今隣に住んでいる人とは仲がいいのでトラブルになりません。という人も、隣の人が変わってしまえば関係も変わります。必ず境界線ははっきりとわかるようにしておきましょう。

また、いらない土地を買い取ってくれる制度「相続土地国庫帰属制度」では境界がはっきりしていない土地は引き取ってくれません。「相続土地国庫帰属制度」とは、詳細は控えますがいくつかの条件があり、その条件を満たしていれば国が土地を引き取ってくれるという制度です。その条件の一つが「境界線がはっきりとわかる事」です。この制度は、負担金として10年分の土地管理料を納めますが、おおむね20万円ほどなので比較的安価なお金で済みます。

境界線とは

所有する家について確認するには

所有する家について知ることはとても大切です。そのために必要なものは以下のものになりますので参考にしてみてください。きちんと手元に保管されておりますでしょうか。

戸建て・マンションで共通で必要なもの
① 登記事項証明書②固定資産税通知書、評価証明書③リフォーム工事記録④耐震診断報告書
戸建ての場合・・・境界確認書、確定測量図、建築確認済証、検査済証
マンションの場合・・・マンションの管理規約、マンションの維持費(管理費・修繕積立金など)に関する書類

境界線については「境界確定測量」という作業をして専門の人に測ってもらうと境界が証明できます。登記事項証明書でも土地の面積を確認することはできますが、古い土地であればあるほど不正確な場合があります。きちんと把握しましょう。
マンションの場合は境界の心配は必要ありませんが、管理規約や維持費は確認しておくことが大切です。

もし、土地の境界確認書や確定測量図が見つからない場合は面積の測量が必要になります。土地家屋調査士に依頼した場合は、50~100万とある程度まとまったお金がかかると言われているので先に見積もりを取ってから行うのがおすすめです。

所有する家について確認するには

最近は土地の価格も上がってきていますし、自分の資産をきちんと守るという意味でも境界線をはっきりさせて、所有する家の正確な面積を把握しておくことはとても大切です。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、トラブルを防ぐためにも将来の安心のためにもきちんと早めに把握しておきたいですね。

また次回のブログも読んでいただけると幸いです。
不動産の困りごとがございましたら、いつでもカワイ不動産にご相談ください。

カワイ不動産有限会社電話番号

河合 秀和

河合 秀和

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