不動産売却

免がれることはできない莫大な解体費用…!カワイ不動産が解説します!

浜松市の皆様こんにちは。カワイ不動産です。

年々増え続けている、人が住まずに放置されている危険な空き家。草木や雑草が生い茂り、動物の糞尿が放置され匂いの元となりハエや虫が発生して衛生的にも良くない・・・、今にも倒壊しそう。そんな危険な空き家のことを「管理不全空き家」と名前が付けられました。浜松市の皆様のお宅の周りにもそのような管理不全空き家は増え続けていませんか?

法改正が行われる前までは、倒壊の恐れが高く保安上危険な状態と自治体に認定された空き家を「特定空き家」と名付け、行政代執行(行政代執行とは、名前の通り勧告され続けても改善が見られない場合に持ち主に代わり、行政が空き家の撤去を行うこと)を行っていました。代執行を行うまでに「助言・指導・勧告・命令」という段階を踏み、勧告の段階で固定資産税の特例が解除され命令に従わないときは50万以下の罰金、それでもほったらかしにしたものについてはやっと代執行を行っていたのです。しかし、これでは取り壊しを行うまでに時間がかかっていたのが難点でした。

そのため法改正により「管理不全空き家」という段階を増やしたというのが前回までのお話でした。

【特別緊急代執行】とは?

そして新たに、自治体に「特定空き家」と認定された空き家についてはそのまま放置し続けると、倒壊の危機があり近隣の住民の方にも被害が出る恐れがありスピーディな処理が必要となるため、【特別緊急代執行】が行うことが可能となりました。

【特別緊急代執行】とは、持ち主に命令をしなくても最終的には自治体が空き家の持ち主に代わり、強制的に「行政代執行」を行えるということです。

管理不全空き家よりさらにひどい空き家だと認定されてしまい【特別緊急代執行】される「特定空き家」の特徴は、①倒壊など著しく保安上危険となる恐れがある状態。②アスベスト(石綿)の飛散やごみによる異臭の発生など、著しく衛生上有害となる恐れがある状態。③適切な管理がされていないことで著しく景観を損なっている状態。④その他、立木の枝の越境や棲みついた動物の糞尿などの影響によって、周辺の生活環境を乱している状態。

この4つのうち1つでも条件が当てはまれば、「特定空き家」認定され、強制的に取り壊しをされる空き家の対象となってしまいます。

【特別緊急代執行】とは?

逃れられない解体費用・・・

法改正により、周辺住民の安心安全のために取り壊しの緊急性がある特定空き家と認定されたものの末路は、取り壊しまでに相当の猶予が与えられることはありません。すぐに代執行となります。そして空き家を放置していた所有者は解体費用を全額負担することとなり、支払いが不可能な場合は自身の保有する財産が差し押さえとなります。また、たとえ破産となった場合でも行政代執行の支払い費用は免除されることはありません。

逃れられない解体費用・・・

いかがでしたでしょうか。

自分に代わり、自治体に放置していた空き家を処分してもらえるなんてラッキー!・・なんておいしい話はないのです。こんなことになる前に、費用のかかることについては計画的に動くことが大事ですね。このブログを読んでいる浜松市にお住まいのかたで、空き家を所有しているが放置状態になってしまっている方はいらっしゃいませんか?後回しにしているうちに所有している空き家が強制的に取り壊されることになってしまった!なんてことになってしまう前に、ぜひカワイ不動産までご相談くださいね。

空き家についてはまだまだ改正されている点があるので、次回以降も少しずつお話をしていこうと思います。また次回のブログも読んでいただけると幸いです。

不動産の困りごとがございましたら、いつでもカワイ不動産にご相談ください。

カワイ不動産有限会社電話番号

河合 秀和

河合 秀和

浜松市の不動産売買の専門家です!ぜひご相談ください。

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